While You’re Sleeping...

好きな人が横ですやすや寝ていると、しあわせな気持ちになる。。そして、だんだん話しかけたくなるものだ。。

こぐまぞうさんへ

 

二月の雨の夜、これを書いています。


最近お互いいろいろな変化があって、あまり会えなくて、さみしいね。

 

ねぇねぇ、でも、思ったの。わたしたちの関係は、わたしたちにしかわからない。わたしたちは、ニューヨークで出会い、あなたとわたしにしかできない素敵な思い出を沢山つくりました。付き合いはじめて間もないころの何気ない雪道の散歩、カメラをむけてくれたことをおぼえていますか?

 

あなたといると、それまでに感じたことのなかった安らぎや、暖かさを、何気ない暮らしのなかに、感じて、いつの間にか、これが永遠に続くことを願うようになりました。

 

日本へ帰ってきてから、わたしたちは自分たちの友人や仕事や、ニューヨークで培ったすべてから離れて、1 から育みなおしました。わたしが、癌になったり、見知らぬ地ではじめての仕事についても、前向きに過ごすことができたのは、あなたのおかげです。あなたがわたしのためにしてくれていること、変わらず愛で包んでくれていること、ふたりが大切にしてきたこと、ふたりで過ごす、日常の優しさ、わたしだけが知っています。

 

だからこそ、今年から、あなたと離れて暮らす選択肢に、大きな戸惑いを感じたんだと思います。また、あなたが、あなたにとっての新しい地で、自分の生き甲斐を見つけられるか、心配でもありました。

 

わたしたちは日本に帰ってから、色々なことがあって、住居も頻繁に変わり、お互い日々の生活に追われていました。新しい友達をつくるマインドスペースもご縁もなかったから、お互いに依存してしまっていたのはある意味しょうがなかったのかも知れないね。

 

わたしたちは、今、紆余曲折あって、とても苦しい状況に、いるね。もしかしたら、今までで一番の試練かも知れない。

 

わたしは、身体が疲れきってしまって、今は明るい陽射しを見出せないでいるけれど、まずは、心身ともに十分な健康を取り戻して、あなたといる日々を守りたいと思う。

 

お互いそれぞれがひととして成長し、新しい芽を伸ばしていくときなのかも知れない。試練を乗り越えて、またあなたと笑顔で過ごしたい。

 

あなたのすべてを、わたしも愛してます。

 

眠れない夜に、会いたい思いをこめて